〜輝かしき砂雲堂さんぷれぜんつ○コマ漫画集〜

第五話


 かけ声とともに某白い人は鉄アレイを持ち上げた。

 ……つもりだったがちっとも持ち上がらなかった。

 (にやり。ダマされましたね。
   それは10キロの黒曜石アレイなのさ)

 「こ、こんなはずは……こんなの持ち上がるわけないよ!」

 某白い人は叫んだ。

 「フッ。それはどうかな」

 漢(おとこ)は黒鉄アレイを手にし、そのへんに放り投げた。

 やがて……。



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